境界標の実例 Boundary Marker
BoundaryMarker
境界標とは
境界標はあなたの大切な財産である土地を守ります。「境界標が無い」、「境界標はあるが位置が正しくない」ことが境界紛争の原因となります。
杭(境界標)を残して悔いを残さず
記憶は消えても境界標は残る
あなたの土地は境界標が守る。
境界標に関する測量設置は、「土地家屋調査士」へ相談して下さい。
境界標の種類
コンクリート
一般的に永続性のある境界標として最も多く使用されています。サイズは場所によって使い分けされ、大きさも長さも異なります。
街中に、ひっそりと
いやいや立派に役目を果たしています。(約40年前 設置)
現地の状況で動く可能性のあるところでは、セメントにより根巻をしておくと、費用はかかりますが 一層堅固になります。
官(県道)と民の境界に設置。
官(国道)と民の境界に設置。
国鉄(現JR西日本)当時に設置。
金属鋲
鋳鉄鋲を始め、ステンレス又はアルミ等により、現地の事情にあわせて使用する標識がたくさん開発されています。
鋳鉄鋲 小
コンクリートに電動ドリルで鋲径より少し小さな穴をあけハンマーで押込み設置。
鋳鉄鋲 大
鋳鉄鋲国土調査(地籍調査)
真鍮(しんちゅう)
プラスチック
加工が簡単なため、様々な形状の工夫がなされ、市場にたくさん出回ってきました。
軽く安定性に欠ける部分もありますが、コンクリートや御影石を継いだものや、ステンレスで頭部を巻いたもの等工夫されています。
街中で存在感あり。
堅固(セメント巻)に設置されています。
国土調査(地籍調査)の境界標。
頭部が白色の場合は、官(道路、河川)と民の場合、頭部が黄色の場合は、民民境界と色分けをしている地域もあるようです。
高速道路との境界標。
約9cm×9cm×90cm
プラスチック板を立面の擁壁へ設置。
プレート
アルミ
強力ボンドで設置。
ステンレス
電動ドリルで穴をあけアンカー棒で設置。
石
花崗岩のことで、美しくて堅い、境界標としては最も優れた永続性のある材質です。
深成岩の希少価値と堅いため加工に手間がかかりますので高価になります。
よく見る このマーク。
以前よく見た このマーク。
<番外編>
これも境界標?
いえいえこれは、世界遺産『熊野古道』への道しるべ。
江戸時代安政4年建立。
その他
サイズは様々ですが1~2年程度で腐敗しますので耐久性に欠けます。
仮杭又は一時的な杭として使用されます。
木杭
自然木を境界標としている例です。
(写真中央の木)
代々言い伝えでこの木と、この木を結んだ線が境界線と言う感じのようです。